※この記事は2025年1月29日に投稿されたものです。
この記事は
・リーダーになったけど、これからどうしたらいいのか分からない
・人徳のあるリーダーになりたい
・人として成長したい
・リーダーとして更に成長したい
そんな方に向けた記事です。
初めまして!大山と申します。
自己紹介は下記の画像をご覧になってみてください!

さて、今回は
日本アイ・ビー・エム専務
福地敏行さんのお話
福地敏行(ふくち としゆき)
日本アイ・ビー・エム取締役専務執行役員
昭和37年大阪府生まれ。
60年大阪大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エムに入社。
平成20年執行役員アウトソーシング事業部長
22年常務執行役員金融事業部長
26年専務執行役員インダストリー事業本部長
27年同取締役
皆さんは新入社員の時にどんな教えを上司から受けましたか?
僕自身も様々な教育を受けてきましたが、
世の中のトップ企業の社長も、新入社員の頃があったんです。
じゃあその社長たちは、新入社員の頃にどんな教育を受けてきたのでしょうか?
ではいきましょう!
参考書籍はこちらです。
20代仕事の教科書 〜致知出版社〜

厳しい上司をいかに処するか
みなさんの会社に厳しい上司はいますでしょうか?
今の令和の時代、少なくなってきたかもしれませんが、福地さんの昭和の時代はとにかく厳しい上司がたくさんいたそうです。
福地さんが日本IBMに入社した時、大量採用を始めた年。
営業部門で最初の5年間仕えた上司は、口ぶりに容赦がなく、机を叩いて相手を罵倒するなどの厳しい指導をする方。
その方の指導にめげてしまう部下もたくさんおり、非常に手強い相手だ。。。
と思っていたそうです。
ただ福地さんの思考としては
「あの人は決して性格が悪いわけではない。
会社のミッションのためにあえてそういう態度をとっているのだろう」
と客観的に見ていた。
ただずっと顔を突き合わせて座っているのは辛いので、仕事の効率を上げたそうです。
心がけたのは、
上司から10の指示を受けたら、関心が高い3の仕事を最優先で処理し、本人の期待よりも早く高い品質で返す。
というものらしいです。

僕の会社でも厳しい上司はいます。
ただ当時の時代とは違う厳しさですね。
デジタルの普及にともなって、理論立てて物事を考える上司が僕の近くにはいらっしゃいます。
非常に勉強になりますし、尊敬しています。
福地さんの上司が「感情タイプ」ならば、
僕の上司は「理論タイプ」です。
けど僕の上司はこう言ってました。
「俺の核は『感情』。それを軸に周りに『理論』を作ってきた」
これからの時代のありたいリーダー像だなと思い、僕も精進しております。
南極の犬ぞり理論

ただやはりその上司は厳しい。
その上司の下には、福地さん含めて20人近くのスタッフがいましたが、福地さんには特別厳しい。
提出した資料をみんなの前で破り捨てられることもしばしば。
あまりの仕打ちに頭にきて、部屋を飛び出したこともあったそうです。
思い悩んでいると、その上司と仲の良い幹部の方に相談したところ、、、
「福地、南極の犬ぞり理論を知っているか?」
と、次のような話を聞かせてくれました。
「南極の犬ぞりはたくさんの犬にひかせて走るが、そこで1番大事なのは先頭の犬だ。
先頭の犬さえちゃんと走れば、他の犬はみんなそれについて走る。
おまえには、先頭の犬のような役割を期待されているのだから頑張って走れ。」
このように福地さんは励まされ、
納得したわけじゃないけど、悪い気はしなかったらしいです。

その上司も厳しかったけれど、ただ厳しいだけじゃなく部下に要求する以上に厳しい条件を自分にも課して奮闘する姿を見て、徐々にビジネスマンとして憧れるようになります。
今もプライベートで交流を続けているそうです。

率先垂範という言葉はご存じでしょうか?
やはりまずはリーダーが率先垂範をすることで、部下は育つ。
営業の世界では、部下はリーダーの半分の数字しかやらない。
とまで言われます。
やっぱり、結局のところそれ相応の実績を上げるためには、
それ相応の行動をしてますからね。
部下は数字というより、その努力の姿を見てるのかもしれません。
最後に伝えたいこと
様々な経験の中で、福地さんはこう言います。
「そうして培われた自分の哲学を、共に働く若い部下たちとともに分かち合いたいと思い、営業部長として初めて東京に赴任した時の歓迎会では、全員に次の言葉を印字した自作うちわをプレゼントしました。
縁を重んじ/徳を積めば/運は開ける/焦らず驕らず/軸をぶらさず
若い方々にも、ぜひこの言葉を心に刻んでいただき、良き人生を想像していただきたい。
そう心から願っています。

いかがでしたでしょうか?
非常に参考になる内容でした。
リーダーとして率先垂範していく必要性。
僕の解釈として、「犬ぞり理論」はリーダーに向けた内容。
マネジメントをする側としては、それを伝えてリーダーに走ってもらい、
それに対して定期的にフィードバックをいれたりすると、なお良いと思います。
今の時代、情報や知識はすぐ手に入ります。
ちゃんと説明責任を果たした上でたくさん任せていく。というのは必要な手順だと思います。
ぜひみなさんもこの話を参考に、これからの時代を作っていきましょう!
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