
みなさんは人材の育成は得意でしょうか?
どちらかというと、苦手な人の割合の方が多いと思います。
きっとこの記事を読んでくれてる人は、ある程度数字を残して次世代のリーダーになりうる方が見てくれてると思います。
チームを任せれており、そのチームの社員がなかなか育たなくて困ってる、、、という方も少なくありません。
人を育てるって1番難しいですよね。
じゃあ人を育てていくためにはどんな事を考えて取り組んでいったらいいのか?
他の人はどうやって人財育成をしているのか?
気になりますよね。
そこを紹介するのに加えて、自分の見解もお伝えできればと思います。
人を育てる10の心得〜加賀屋の流儀〜

和倉温泉 加賀屋の女将 小田真弓さんの対談から抜粋してます。
人を育てる上で大事な事で、まず前提としてあげられるのは
「現場に宝物あり」という事。
やっぱり現場にいなければわからない事がたくさんあります。
女将も極力玄関に立ち、廊下を歩いて、危ないな、良くないなと思うことはすぐに注意して直させている。
その上で、客室係を育てる上で大切だと感じていることが10個あります。
①笑顔で相手のいいところを褒めてあげる
ここでのポイントは「ありがとう」と言う事。
よく「ご苦労さん」って言う事がありますが、どうして上から目線での物言いになってしまいます。
だから「ありがとう。」か「ご苦労様でした。ありがとう」と言うようにしています。
著者である、僕自身も営業所長をしていますが、
「ご苦労様」という言葉は出来るだけ避けてます。
変換するなら「お疲れ様」じゃないでしょうか?
②注意するときは言い方に気をつける
「あんた、こんなことしてダメ!」って頭ごなしに叱っても、
今の子は「なんだよ!今の言い方!全然私の気持ちをわかってくれない!」と反発するだけです。
相手の言い分をまず聞き、「こんないい面を持っているけど、これだけは気をつけてね」と注意します。
実は徳川家康は指摘のプロだと言われています。
徳川家康の指摘の仕方は、全く怒りません。
やはりあの戦乱の世を治めて300年に渡る平和を築くのは素晴らしいものですが、戦が当たり前の時代だったので、江戸幕府を治めるとき、頭ごなしに怒っても反乱が起きるだけです。
だから徳川家康は家臣が悪い事をしたら
「今回の出来事はお前らしくないミスだった。けど俺はお前を信じてる。次からは頼むぞ」
と言っていたみたいなんです。沁みますね。ぜひ参考にしてみてください。
③相手との気持ちを通じ合わせる
朝社員にあったら、こちらから先に笑顔で「おはよう!」と挨拶をしますし、一人一人の顔色や体調、様子を見て「どうしたの?」「風邪ひいた?」などと声をかけるようにしています。とのこと。
著者の僕としても、自分から挨拶に行く事は心がけています。
もっと言うと、最も心がけているのは、部下が挨拶に来てくれた時です。
作業をしていたら、一度作業を止めて、相手の目を見て、座ってるなら立って挨拶をするということを心がけています。
やはり相手も人間。上司は完璧で、神様な存在じゃありません。
上司は部下がいるからこそ、初めて上司になれるんです。
④時には外部の研修や講演会などに出してあげて、気分を転換させる
これに関して詳しく記載されているわけではないので、著者の僕が追記します。
ただこれは僕も結構意識しています。
自分の支社や会社内だけでやり続けると、視野が狭くなってしまいます。
だからこそ、視野を広げるためにも、視座を高めるためにも、視点を広げるためにも、外部研修や、他社との交流、他者との交流というのはよくやります。
⑤不器用な人、要領よくできない人ほど、より可愛がって大事にしてあげる
出来る人は放っておいても努力します。との事。
僕が思うに、その不器用な人や要領よく出来ない人への接し方を部下はよーーく見てます。
結構数字がいい人とか、要領よくやれる人ばっかり可愛がってる上司いますが、結構嫌われます。
やっぱりどれだけ要領が悪くても、覚えるのが遅くても懸命に努力をしている人を蔑ろにしてしまってはいけません。
その器こそがリーダーの器ですね。
⑥自己啓発の機会を体験させてあげる
加賀屋ではお茶や生花などの作法や知識を学ぶ社内アカデミーを設けています。との事。
僕はよく本を読みなさいと社員には言います。
ただ言っても読まないので、読むような仕組みを構築しています。
みなさん、人間学を学ぶ月刊誌「致知」ってご存知ですか?
僕はこの致知に出会って人間学を学んで、強い共感を覚えてこういう内容を発信しているのですが、
この致知を読んで読書感想文を書いて、
みんなの前で発表して、
全員が拍手喝采で、絶対否定は禁止。
そんな会を「木鶏会」と言いますが、それを行なっております。
やはり読書をする機会を設ける事って大事だし、自己啓発の時間って重要。
⑦ひと言多い子や段取り優先な子を注意する
大抵のクレームの原因が、ひと言多いか段取り優先のタイプ。
言わなくてもいい事を余計に言ってしまったり、お客様のペースを無視して自分の段取り通りに進めようとして怒られる。
「お客様はみんな違うんだから、1人1人に合わせればいいのよ」と話しています。との事。
僕自身は指摘する部分は「人として間違った行為をした時」ですね。
人の悪口を言ってたり、ゴミのポイ捨てをしてたり、お客様のための努力を怠っているのに文句を言っていたりですね。
⑧知識を教える
お料理のことや地域の歴史、
美術工芸品など、
客室係はいろんな事をお客様に聞かれますから、
そういう事を一所懸命教えるんです。との事。
僕としては、営業研修を週に1回取り入れてやっていますが、
朝礼のタイミングで火曜と金曜は話す日!と決めています。
その時には、人間学や考え方という部分の話をして教育をしています。
営業力のことも大事ですが、
自分が扱う商材の勉強や、
人としての部分や、
心理学などを発信してます。
けどこれって結局自分自身が1番成長になってるんですけどね!
⑨相性が合わない場合には配置換えをする
何回言ってもどうしても喧嘩をする社員同士は、
配置換えをして、お互いに気持ちよく仕事ができるようにしています。との事。
僕としては、そもそもの人との相性が悪いということを無くすために、
体癖診断というものをやったり、
MBTI診断での相性診断をやったりしています。
あとは、相性が悪いとか、あの人が嫌い!みたいな思考をさせないようにしたいですね。
僕の会社では今社員が20名ほどいますが、
全員が全員全く性格は違いますが、
違う事を受け入れなさい。と教育しています。
だから喧嘩というものが全くなく、全員が良い関係の構築ができています。
⑩責任は女将である私にあるということ
「最終的な責任は私が負うから、自分が正しいと判断する通りにやっていいよ」
とよく言うんですが、
そういう雰囲気を作り、
社員達の創意工夫を後押しできるようにしています。との事。
カッコいいですよね。
僕も社員にそう伝えてますが、、、、やっぱり少し手出しちゃうし、口出しちゃうんですよね。
我慢我慢・・・・・。
最後に
我々マネージャーの役目は舞台を作る事。
そこで美しく舞うのは社員達です。
社員達がイキイキと楽しみながら働けるような環境を整えることが、
我々の仕事ですね。
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