※この記事は2025年1月28日に投稿されたものです。
この記事は
・リーダーになったけど、これからどうしたらいいのか分からない
・人徳のあるリーダーになりたい
・人として成長したい
・リーダーとして更に成長したい
そんな方に向けた記事です。
初めまして!大山と申します。
自己紹介は下記の画像をご覧になってみてください!

さて、今回は
サントリーホールディンングス社長

新浪剛史さんのお話
新浪剛史
(にいなみ たけし)
サントリーホールディングス社長
昭和34年神奈川県生まれ。
56年慶應義塾大学卒業後、三菱商事に入社。
平成3年ハーバード大学経営大学院を終了しMBAを取得。
14年ローソン社長に就任。
26年サントリーHD社長に就任。
令和5年経済同友会代表幹事に就任。
皆さんは新入社員の時にどんな教えを上司から受けましたか?
僕自身も様々な教育を受けてきましたが、
世の中のトップ企業の社長も、新入社員の頃があったんです。
じゃあその社長たちは、新入社員の頃にどんな教育を受けてきたのでしょうか?
ではいきましょう!
井の中の蛙ではなく、外の世界との接点を持て
新浪さんは慶應義塾大学に入学し、器械体操部に入部。
2年生の頃には、本来4年生が勤める“主務(裏方を全てマネージする役割)”を任され、三年間田携わったといいます。
主務の仕事は苦労が多かった一方、裏方を真っ当したことが評価され就職先には困らならなかったそうです。
当時の一流企業からいくつも声がかかっていたが、器械体操部の卒業生が唯一誰も就職しなかった三菱商事を選択。
意気揚々と入社したが、砂糖部という部署。
砂糖部というのは、三菱商事の中で最も多くの損失を計上した部署。
社員寮では
「砂糖部のおかげで僕たちのボーナスも下がった」
などと先輩からの風当たりの強い部署だったそうです。
入社当時から転職が脳裏をかすめていました。
しかし2年目のある時、砂糖部で組織再編がおこなわれました。
人数が半減。
チームリーダーが交代!
実はそのリーダーが超優秀。
マサチューセッツ工科大学でMBAを取得した開花的な方。
早朝から勉強会を開催してケーススタディをしたり、
主体性を持たせるために
「このチームをどうしたいか」
といった議論を繰り返したりしました。
その中で特に教えられたのが
「井の中の蛙になるな。外の世界との接点を持て」

この言葉に感化され、25歳の時に友人の紹介で
ダイエー創業者の“中内功(なかうち いさお)さん”が主催する勉強会に参加。
そこには
慶応義塾大学名誉教授の“竹中平蔵さん”
アジア開発銀行総裁の“中尾武彦さん”
外務大臣の“茂木俊充さん”
など様々な分野で現在活躍している方々が集まっていたそうです。

すごいですよね。
やはり成功者は常にこうやって外の世界に接点を持って、学びに出ているんだなと感じます。
というより、行動力がえぐいですよね。
入社時に教えてもらった2つの教え
1つ目が「休日の使い方」
新浪さんが入社当時先輩からこう言われたと言います。
「なぜ週2日の休みがあるか知っているか?
それは、1日は勉強し、1日は趣味のためである」
新浪さんはそれを学んでからは、
土曜日は毎週神奈川県立図書館に通い、10時から18時まで勉強に打ち込んだそうです。
社内留学制度を活用して、ハーバード大学に留学するためにTOEFL(トーフル)やGMAT(ジーマット)の試験勉強のほか、論文対策で経営書を読み漁り、世界の動きを追っていたと言います。
一方、日曜日は会社のバスケットボールチームに入り、練習や試合に明け暮れる。
このようにメリハリのある生活を送っていたから、こんを詰めすぎずに勉強も継続できたと言います。

半端じゃないですよね。
たとえ教えられたと言っても、ここまで行動できるのもすごいですね。
新浪さんの当時の思考が気になりますよね。
何を目的に取り組んでいたのでしょうか?
2つ目が「朝一番に出社し、夜は最後に帰宅しろ」

朝は7時には会社に来て、海外から送られてくるテレックスを切り、
先輩の机に置くのが日課だったといいます。
当然目を通しても理解できないですが、
早朝から出社していると先輩から、
「何かわからない点はないか?」
と聞かれるようになり、そうした機会を逃さず質問することで着実に知識をつけていきました。
逆に夜は最後まで仕事しているとチームリーダーから
「ちょっと一杯いくか」
と声をかけていただき、砂糖部が赤字に陥った理由を教えていただいたり、
部の改革のために元組織学会会長の野中郁次郎(いくじろう)先生らが記した『失敗の本質』を読むように勧められたりしました。
今の世の中の働き方とは一見反するようですが、自ら成長の機会を増やす事で着実に実力を養うことができました。

結局フリーランスでも起業するにしても、さらなる成果を求めた時って、
1人でゆっくりなんて言ってられないですよね。
変化しないために変化する 〜ヒカキン〜
現状維持は衰退の始まり 〜松下幸之助〜
引き上げられる人の秘密
自ら積極的に外の世界に接点を持つ機会を増やすこと。
行動しない限り、人物との出会いや「いい運」は巡ってこない。
目上の方から目をかけていただけた理由を自己流に分析すると、
その鍵は大変単純なことだけど、2つあると新浪さんは言います。
①礼儀ただしさ
当たり前のことですが、
・明るい挨拶
・清潔感あふれる格好
・ネクタイを締めている時に第一ボタンを外す事は絶対にしない
・靴も毎日磨く
自分の意見を通したいなら、まず自らの身を正し、最低限の礼節はわきまえる。
些細な事ですが、一流の方ほどそこに気づいてくださり、懐に入れるように可愛がってくれました。
②必ず礼状を書く
今のようにメールがないので、名刺交換したら必ず手紙を書いていたといいます。
すると、「若いのに珍しいね」と名前を覚えていただけます。
最後に・・・
20代の頃は好奇心の塊。
大きな野望や志があったわけではない。
日々好奇心に突き動かされ努力しているうちに、
色々な方と出会い、そして支援を得ることでハーバードに留学することができ、
ローソンの社長を務め、今はサントリーの経営を任せていただいている。
若いうちは将来像が明確に描けずともいいと思います。
好奇心に従って様々な挑戦をする。
壁にぶつかり失敗を繰り返し、経験を積むことで自らの進むべき道を見出していくことができる。
ゆえに、20代のみなさんには、常に
「井の中の蛙になるな」
と自らに言い聞かせて欲しい。
新たな接点を求めて、自らを研鑽してください。
〜新浪剛史〜

いかがでしたでしょうか?
とてつもなく凄い人って、
とてつもなく凄い努力を積み重ねているからこそ今があるんですよね。
そして僕が思うのは、
自分の心に正直だなぁと思いました。
やりたい事を我慢して、我慢してストレス抱えて、愚痴を吐いて、お酒飲んで、
そんな事はないですよね。
自分の心に正直に、やりたい事求めて突き進んでいけば、いつの日か花開く時が来ます。
これからも頑張っていきましょう!
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