誰でもできる部下に仕事を任せる3つの方法

リーダーシップ

※このページは2025年1月21日に作成されたものです。

「初めてチームを持ったけど、チームの運営って何だろう・・・?」

「プレイングしながらマネージャー業務するけど、正直プレーヤーとマネージャーの違いが分からない・・・」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

はじめまして!

現役営業所長のなおキングと申します。

日本の未来に危機感を覚え、大人にも子どもにも教育を与えたい。

「教育を通して日本の未来を変える」と思っています。

そのためには、これからの日本を背負う、若手のリーダー教育に力を入れています。

今回はそんなプレイングマネージャーや、チームリーダーに向けて自分が学んだ実体験と共に、本からリーダーシップをお伝えしていこうと思います!

参考書籍は

「プレインングマネジャーの基本 〜伊庭正康〜」

それではいきましょう!!!

誰でも部下に仕事を任せる3つの方法

①マネージャー自身の前提を変えれば「失敗」に寛容になる

◼️部下のミスは「かすり傷」にすぎない

部下がミスをすると思えば、なかなか任せるのにも勇気がいると思いますが、

マネージャー自信が失敗への許容度を高めておくしか、方法はありません。

失敗への許容度=「セルフコンパッション」と言われます。

セルフコンパッションが低いと、なかなか任せるのには時間がかかりますし、

任せても結局自分でやった方が早い!となってしまいます。

ちなみにこれは、

仕事ができるプレイングマネージャーほど気をつけなければなりません。

僕も実は、めちゃくちゃ自分でやってしまいがちです。

「俺がやった方が早い!」

という気持ちもありますが、

「これ以上部下に任せるのは気が引けるな・・・」

「ここまで部下にやらせていいものなのかな・・・?」

そんな思いもあるんですよね。

きっと、この記事を読んでる方にもそんな気を遣ってしまう人も多いと思います。

ちなみに著者の伊庭さんも同じように、自分でなんでもやってしまっていたみたいでエス。

このセルフコンパッションを意識するようになれば、

「致命的なミスでなければ、挽回すればいい」

「必ず挽回できる」

と考えられるようになります。

◼️「ミス」と「失敗」を分けて考える

実は「ミス」と「失敗」違います。

「失敗」=挽回できない、致命的な事件

「ミス」=間違えること

です。

失敗は

「誰かの健康に影響する」

「会社のブランドに傷をつけてしまう」

「会社を追われる」

ほどのインパクトがなければ、さほど気にならなくなります。

で、著者の伊庭さんもですが、僕自身も長く営業所長をやっていますが、

挽回できないほどの失敗を経験したことがありません。

僕は一度だけ、部下の「失敗」を経験しました。

部下が社用車を家に乗って帰ってしまい、その車を契約していない月極駐車場に1ヶ月ほど毎日停めていた。

という内容です。

警察も出動して、大きな騒ぎとなりました。

とんでもないですよね。

会社からも「常軌を逸する行動」とまで言われました。

会社のブランドイメージを大きく下げる失敗でしたが、

その後その社員は、それをバネに大きな成果を上げ、今では営業所長として勤務しております。

これだけ大きな「失敗」をしても挽回できたんです。

つまりこれも「失敗」ではなく「ミス」でした。

結論

「挽回できないミスはない」と考えれば、気持ちがラクになる

②3つのステップを踏んで伝えれば、ミスの多い部下にも任せられる

◼️それでも任せないと、プレイングマネージャーは務まらない

あなたの部下にこんな人はいませんか?

◯何度言っても、同じミスをしたり、伝えたいことが抜け落ちてしまう

◯事前に「きちんと確認するように」と伝えても、納期や納品先を間違えてしまう

◯そのことを、本人に確認すると、「勘違いしてました」と返ってくる

これでは、いくらセルフコンパッションを高め、リスクマネジメントをしたとしても不安になり、「自分でやった方が早い」と思いたくなりますよね?

・・・・これでも任せていかないといけません!!!

やっぱり任せていかないと、本人の成長もないですし、

何よりプレイングマネージャー自信が、忙しさの苦しみから脱却できません。

同じミスを何度もしてしまう部下に対しては

「ダイバーシティ=多様性」だと割り切ってください。

じゃあ何ができるのか?

こちらが出来ることは、ティーチングです。

◼️ティーチングの3つのステップ

ティーチングの3ステップ

①細かく伝える(何を・いつまでに・どのように・どこに・誰に・目的)

②その後、不安や不明な点がないかをたずねる

③最後に復唱してもらう

たとえば、こんな感じです。

マネージャー
マネージャー

来月22日の部長研修の会場を押さえてほしい!

場所は「東京駅界隈」

できれば徒歩5分圏内でお願いしたい。

参加人数は30名。

備品としてマイクとホワイトボード、講師用の演台、それから演台に置く水を用意してほしい。

大丈夫かな?

部下
部下

はい!

マネージャー
マネージャー

それから、この研修は、部長同士の情報共有が目的だから、

会話しやすい広めの部屋にしてほしい。

今週中に候補を3つほど探してほしい。

どうかな、不明な点や不安な点はない?

部下
部下

はい、大丈夫です!

マネージャー
マネージャー

行き違いがあってはいけないので、念のために復唱してもらっていい?

部下
部下

はい、東京駅から3分圏内で・・・

マネージャー
マネージャー

いや、5分圏内だね!

部下
部下

あ、そうか。5分圏内で、各テーブルに水を・・・

マネージャー
マネージャー

いや、水は演台だけでいいよ

このように細かく伝えた上で、やるべきことを確認する。

時間で5分もかからないですが、このプロセスを踏みだけで部下の思い込みやうっかりミスを予防できます。

結論

伝達ミスをなくすためには、伝え方の基準を部下のレベルまで下げる

③マネージャーが「適当」なチームは部下がよく育つ

◼️必要なのは「次回から直してね」くらいの適当さ

Q.あなたは“完璧”を求めるタイプですか?

実は、プレイングマネージャーの完璧主義は、部下の成長を止めてしまいます。

その結果、マネージャー自身が、自分で自分の首を絞めることになります。

簡単な例で説明しましょう。

これまで自分でやっていた会議で使用する報告書の作成を、部下にお願いしたとします。

あなたはできた報告書を見て愕然とします。
フォントはバラバラだし、送り仮名も間違っている・・・。
わたしはこれまで、細かい箇所まで気を配り、読みやすく完璧な報告書をつくってきたのに・・・。

そこであなたは、フォーマットのデザインからフォント、誤字脱字まで細かく指摘し、修正するように伝えました。

すると、部下はどうなるでしょう?
部下の立場に立って考えると分かります。

「細かい人だな。言われた通りにやっておいた方が賢明だな。工夫したりするのは控えておこう」

これでは部下は成長しません。

そしてあなたの仕事も一向にラクにならないし、チームで成果を出すこともできない。

「オッケー。次回から注意してね」

これくらいの「適当さ」が求められます。

ただし間違えてはならないことは

適当さ≠無責任

です。

適当さ=「適切な態度」です。

気の短い人や、

「これ以上の修正をお願いするのは気が引ける」

という気配り力のある人は、結果的に「自分でやった方が早い」となってしまいます。

結論

細かく指示しない。多少は我慢する。これが強いチームをつくる。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

部下に仕事を任せていくことがリーダーとしての第一歩です。

プレイングマネージャーのままでいい。

と言うのであれば任せることは必要ないかもしれません。

ただそれだと部下も成長しませんし、あなたも成長しません。

部下は成長したい!と思っているかもしれません。

そうすると、きっとあなたの元では成長できない。と言って、

やめていくことになりかねません。

任せるという仕事は、

それくらい重要な仕事です。

まずはプレイングマネージャー自身の

セルフコンパッションを高めていきましょう!

それでは今日も頑張っていきましょう!!!

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